催眠療法は、確かなところで受けてね。
催眠療法で日本で認められた国家資格はありません。民間の有資格者でも心理療法士の資格を持つところが確実です。また、催眠療法に保険は適用されません。

催眠療法ってどんな効果があるの?

催眠療法には、いろいろな効果があると言われています。
うつ病や、パニック障害、等外科では治せないと言われていた症状が軽減していく効果が見受けられます。薬を使うわけではないのに、どうしてこんなことが起こるのでしょうか?
私たちの脳はまだ現代の医学では未知の世界で、研究し尽くされているわけではありません。
しかし、ある程度心理学の上では、法則が見つかっています。
その法則を使用することにより、自分の状態をよりよいものにしていく方法があります。
その一つが催眠療法と言えるでしょう。
これは、病名が付いている人だけのためではありません。
「なんとなく怒りっぽい」「なんとなく不安」を抱えて生きていく現代の全ての人に 対応するものなのです。

催眠療法への道~アダルトチルドレン~

アダルトチルドレンという言葉を聞いたことはありますか?
1970年代、アメリカの社会福祉援助などケースワークの現場の人たちが、自分たちの経験から得た知識により作り出したものなのですが、 この言葉を聞いてどう思いましたか?
「こどものような無責任」な大人…そうではありません。

子どもの時代を子どもらしく生きる事が出来なかった大人のことを広義でこう呼びます。両親や、家庭環境により子ども時代に適切な環境を与えられなかったことにより、成長過程において、過度に何かに見捨てられる不安を抱えて生きてきた傾向にあります。
これは何も虐待や、両親の離婚だけによるものではありません。過度な期待や過干渉、によるものもあげられます。

本来であれば親子のの間には適切な境界線があり、子どもは一人の人間として尊重されなければいけません。

しかし、アダルトチルドレンは広義に人間として扱われなったため、(ペットのようにかわいがられた等も含む)成長過程において必要な感情を抑制して生きてきてしまったです。
彼らの元凶は「見捨てられ不安」という形で現れ、常に不安を抱いて、自信がない状態です。
これらは、特殊な人間ではなく、現代人の8割ほどの人間が大なり小なりの「見捨てられ不安」を持ったアダルトチルドレンであり、完全な自信がなく生きていると言われています。
完璧な人間などいない=完璧な親がいないと言われていますので、当然かもしれませんね。 アダルトチルドレンは、彼らのせいでなく、彼らの親のせいなのです。
しかしそのアダルトチルドレンを育てた親はどうなのでしょうか?アダルトチルドレンを育てた原因はその上の親のせいなのかも知れません。

催眠療法の効果~子どもを生きればラクになる~

子どもを生きるとは一体どういうことでしょうか? クラウディア・ブラック『子どもを生きればおとなになれる』という本が発行されました。

私たちは親の「無自覚な虐待」をほとんどの人が受けていると言っても過言ではりません。 「おかあさん、もう疲れた」 と言われたら、子どもでも「お母さんを守らなきゃ」って思います。 これは子どもらしい感情ではありません。

いえ、こう言った感情があることで、子どももしっかりしてくるのではないか?という意見もありますし、それも正しいのですが、もっと子どもは自由奔放に悩むのは「お友達」のこと「学校のこと」で十分なのです。 過度な不安は子どもにとって受け入れられるものではありません。 ですからその感情に「フタ」をするのです。それは生きるための知恵なのです。 しかし、そのままその感情を見なかったことにして生きていくと、 感情のカスがたまっていきます。そしてカスが溜まっていくにつれ、なんの感情のカスだったのかわからなくなっていきます。

それが感情の化け物となって、人間の裏側に居座ってしまうのです。未消化の感情は私たちの脳を蝕みます。催眠療法はそのカスをひとつずつ消化していくひとつの方法となります。

例えば子ども時代にとても「怒り」を感じながらも、その感情を味わうことのできなかったりしたとします。これは、「喧嘩をしてはいけない」と言われて常にニコニコしていなければいけない状況などが当てはまります。そのまま「怒り」を未消化のままに終わらせてしまったりすると、人間のココロは「怒りを感じさせて!」とずっと訴え続けていくので、類似的な状況を作り出して、怒りを感じさせようとします。小さなことで怒りだすような人はこの状況に当てはまっているかもしれません。しかし根本的な忘れられた「怒り」の感情ではないので、いくら怒っても怒りが収まりません。このままずっと生きていく身体のシステムになっていきます。 この場合、子ども時代にもう一度戻り、「怒り」の感情を味わったり受け入れたりして消化していくほかはありません。 催眠療法はこういた場合において、誘導催眠により子ども時代に戻り、この感情を消化していくのを手伝います。